めめの妹６ (ページ6)

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「目黒さん、着きました。明日オフなのでゆっくり休んでください」

マネージャーのそんな声で目が覚める。

「ありがとうございました」

そう声をかけ、車から降り玄関の扉を開ける。

するとそこには宮舘に抱っこをされ玄関の前で待ってるAがいた。

目黒「ただいまー」

宮舘「目黒おかえり、お疲れ様」

目黒「ありがとう。それと、朝ごはんも」

宮舘「全然。本当は出来立ての方が良かったんだけど…あ、なんか皆んな寝てて…静かに入って」

そう言われ、静かに静かに声を出さないようにリビングの扉を開ける。

するとそこにはソファーに寝転ぶメンバーや椅子に座るメンバーの姿。

薄暗くてよく見えてなくて、本当に寝てるんだ…そう思った

静かに仕事用の鞄を置きダイニングの方に向かった瞬間

完全に電気が消え、お風呂場から

「はっぴばーすでーとぅーゆー」

なんて、歌声が聞こえてくる。

その瞬間全員がソファーや椅子から立ち一列に並ぶ

はっぴばーすでーでぃあ、めーめー

はっぴばーすでー、とぅーゆー

そんな歌声と共に向井がお風呂場からケーキ片手にダイニングへきた。

目黒「えー、ありがとう」

そう声をかけ、フーっとロウソクを消す。

と同時にリビングが明るくなる

岩本「めめ、お誕生日おめでと」

佐久間「蓮おめでとー」

渡辺「おめでと」

宮舘「目黒おめでと」

ラウール「めめおめでとー」

阿部「めめ、おめでとうっ」

向井「めめぇ、おめでとう」

深澤「めめおめでとうっ」

A「にぃに、おたんじょび、おめとぉ」

なんて、全員から一言一言、おめでとうの言葉をかけてもらえる。

目黒「ありがとう。ってあれ？A寝てたのってさ…」

岩本「あー、ソファーに寝て目瞑ってって言ったから」

宮舘「本当は目黒待ってるからって眠いのも我慢してた」

なんて聞く。

いや、ほんと嬉しい。

でも、それだけじゃなかった。

渡辺「ご飯って言いたいところなんだけど…実はこのケーキ」

向井「Aの手作りやで」

と、聞く。

宮舘「キャラメルケーキ、A作ったんだよね」

深澤「めめの誕生日祝い絶対喜んでもらいたいからって汗かいて頑張って作ったんだよな」

なんて。

俺は言葉が出なかった。

ただ、おめでとうの言葉でも嬉しいのに

手作りケーキに部屋の飾り付け
全てが嬉しかった。