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JK side
俺が作ったチャパグリにユンギヒョンが焼いてくれたお肉、それとヌナが握ってくれたおにぎりを食べてお腹は満たされた。でも今の俺には足りないものがある。そう、圧倒的にヌナが足りない。予定では俺が運転する助手席にはヌナが乗るはずだったし、俺の考えてきたプランに感動したヌナを抱きしめるのは俺のはずだったんだ。
だから食器洗いまで手伝おうとしていたヌナを早々に自分の部屋となる水上家屋に押し込んだ。
「ヌナ早く！」
『そんな慌てなくても‥あ、ぐうはギター持ってきたんだね。』
「うん。ヌナ、俺が今よりもっと上手くなったら‥俺の弾くギターで一緒に歌ってくれる？」
『勿論、何なら今でもいいよ。』と俺の隣で蕩けるような目をして笑うヌナを胡座をかいた自分の足の間に誘う。素直に従うヌナが可愛い。
「じゃああれ歌おう、ヌナが去年、俺の誕生日にプレゼントしてくれた曲。」
『凄いね、もう弾けるの？』
当たり前でしょ、ヌナが俺だけを想って俺だけの為に作ってくれた曲なんだから。返事の代わりに俺はヌナの肩に顎を乗せて、後ろから覆い被さるようにギターに手を添えた。
『この体勢弾きにくくない？あとぐうの髪くすぐったいよ、』
「これでいいの！ヌナもう黙って。じゃあいくよ？」
ギターの音色に俺とヌナの歌声だけが響くこの空間、この時間だけは俺だけのもの。ユンギプレゼンツなんて俺の知ったことじゃない。だって俺が心安らげる場所はヌナが居てこそ成り立つんだからね。
・・・
JM side
僕たちは寝る部屋を決めるべく母屋に集まっている。
『虫が一番居なさそうだし、私キャンピングカーがいいな。』
YG「俺も曲作りとかやるしそこがいい。」
ヌナに便乗してちゃっかり自分の要望を通すユンギヒョンだけど、そう簡単にヌナを独り占め出来ると思ったら大間違いだよ。
「ヌナ、まさか7日間ずっとキャンピングカーじゃないですよね？それなら僕寂しいんだけど‥」
『ジミナはどこで寝るの？』
「僕はゲーム部屋。だから好きな時にゲームし放題なんだ、ベッドも大きかったし一緒に寝れるよ。」
『じゃあ折角だし色んな場所で寝てみる、ジミナの部屋にもお邪魔するね。』
「やった！」とヌナに抱きつくと頭を撫でてくれた。僕は今とても気分が良いので「ヒョン馬鹿なの？水上家屋でも一緒に寝れるし！」「ゲームで釣るとか恥ずかしくないの？」と後ろで騒ぐマンネとチングの言葉は聞かなかったことにしといてやる。
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‥‥army side→←IN THE SOOP‥‥first day
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作者名：mitsu | 作成日時：2021年9月26日 14時
