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YG side
あれから文字通りだらだらリビングで過ごしてる俺たち。今はシウがLEGOに夢中なのをいいことに、ジョングクがここぞとばかりにAの膝枕を占領している。
『シウ、そろそろお風呂入ろっか』
ジョングクの頭を撫でていた手を止め、前触れもなく放ったAの言葉に、恐らく全員が固まった。
「しうはせかいをすくわなくちゃだから、いそがしいの」
『でも先に入っとかないと眠くなっちゃうよ？お昼寝もしてないでしょ』
「んーんー‥Aもはいる？」
『ヌナと一緒がいいなら入るけど‥シウは誰と入りたいの？』
「えー？」と俺たちをぐるりと見渡し、一丁前に顎に手を当て考える素振りを見せた後、「A！」と叫んだ。
JN「いやそりゃな、そりゃそうだろ」
JK「今すぐ子供になりたい‥！」
「あわあわになるやつあるー？」『あるよ、入れようね』と、手を繋ぎバスルームの方に消えていったAとシウの背中をボーっと見ていると、ヒョン、と声が掛かる。
TH「意外〜。Aと風呂なんて許さない、とか言うのかと思った」
「子供相手にそこまで心狭くないわ」
HS「ていうか余裕があるんじゃない。だってヒョン、同棲してから家帰れる日はほぼ毎日ヌナと一緒にお風呂入ってるんでしょ？」
「‥そんな話したか？」
NM「前に飲みの席でユンギヒョン言ってたよ」
JM「ところでヌナはどこから体洗う派？」
テヒョンを皮切りに好き勝手喋り出した面々を無視して放置してると、俺を呼ぶAの声がリビングに響いた。
＊＊＊
「どうした？」
どこまで入っていいか分からず、脱衣所のドアを少しだけ開けるとAも浴室のドアから顔を覗かせていた。
『逆上せちゃうから先上がらせようと思って。シウ受け取って欲しいの、そこにタオルあるよ』
「そういうことな」
「あ、んぎひょんだ！あのね、あわあわのおふろきもちよかったよー。ね？」
『ね、シウ気に入ったみたい。また入ろうね』
「良かったじゃん。ほら、体拭くからじっとしろ」
「んもー、んぎひょんったらごういん」とぶー垂れるシウの頭から体をわしゃわしゃと拭いてやると「きゃー！」と逃げようとするので、そのままタオルに包んで抱き上げた。その様子を楽しそうに見ていたAと目が合ったので、引き寄せられるように触れるだけのキスをする。「朝できなかった分な」と笑うと、既に上気していたAの頬が更に桜色に染まった。
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作者名：mitsu | 作成日時：2021年9月26日 14時
