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15 JK ページ15

あの日、会社で、メンバーと打ち合わせしていた。


そこへ血相をかえたスタッフが飛び込んできて



固まるシュガヒョン



ここで、ジニヒョンがいれば、
ゆんぎ!しっかりしな!
って声をかけるだろう。

あいにく、入隊中のジニヒョン



かわりに、こういう時に気がきくテヒョニヒョンが
「ヒョン!」と叫ぶ



それを掛け声に、オレは勝手に体が動き、ユンギヒョンの腕を掴んで走り出した。



エレベーターの中で、ざっと分かる範囲で話を聞いた




ヒョンも、そこで、理解し、落ち着きを取り戻した。

会社の外では、人だかりが出来ており、
ファンの子たちも、今回ばかりは、黄色い声ではなく、
ヒョンをみて、安堵したような雰囲気。

知らないオバサンに頭を支えてもらいながら、ヌナが倒れていた。


そこへ救急車が。
すっかり、落ち着いた立ち回りのヒョンが、
「夫です」と言い、周囲の人たちに頭を下げて、
オレには、あとで電話するって合図を送り、救急車に乗り込んで行った。






救急車をみて、怖くなったのか、さっきから泣いていた小さな男の子2人が、さらに泣き出した。


JK「大丈夫だよ〜あのお姉さんは、強いから。」
頭を撫でてやる。




ふと、足元に転がるネコとウサギのトゥンカロン。



JK「あれ?かわいいのが落ちてる…」


「さっきの……ぐすっ…さっきのおねぇさんが落としたやつ」

男の子が教えてくれる。




確かに、そばに、たくさんのトゥンカロンが入ったと思われる紙袋があった。

ここから、この2つだけ、転がりでてきたんだな。




JK「このネコとウサギは、ヒョンがもらうね。

こっちの袋のやつは、まだ綺麗だから、君たちにあげる


だから、泣きやめ!オトコだろ!」


一応、お母さんに許可をとり、兄弟に「重いから、しっかり持てよ!」なんて、渡した。




その子たちのお母さんから、事故の詳細をきいた。

この子たちを庇うためにヌナが自転車に衝突したんだと。



ヌナらしい……



何度も頭を下げるお母さん。
ヌナもヒョンも、絶対責めないですよ、そんな人たちだから





警察も来て、自転車に乗っていた人が事情を聞かれたりしている。



JK「小さなお子さんがいるから、この方は帰ってもらって結構ですか?」

警察に許可をとり、男の子たちに手を振って帰らせた。



あの子たちも驚いただろうな……心にキズが残らないといいけどな

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作者名:みんと | 作成日時:2022年7月30日 12時

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