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トッポッキを作った、珍しく。
何故って家の近くのスーパーでトッポッキ用の餅がえらい安く売っていたから。
それだけの理由だ。

映画を見て帰って来てあれこれやったらもう23時になろうとしてるのに、今からトッポッキを食べようとしているなんて。

ユンギから返却された鍋の中にグツグツと美味しそうなトッポッキを一周ぐるりと掻き混ぜて思う。
ユンギ…、食べるかな。
寝たいって言ってたから食べないかも?
でもこないだ焼き菓子貰ったし____

鍋は持たないまま、一応聞くだけ…とユンギの部屋のインターホンを押した。


「なんで鳴らすんだよ」


寝てるかと思ったのに、ドアが開いたと思ったら私の顔を見るなりそれで思わず'えっ?!'と大きめの声が出てしまった。


「だって鳴らさないと分かんないじゃないですか!え?もしかしてドアを叩けって事ですか…?」


'そうじゃなくて!'とハキハキと喋るユンギの声も珍しく少し大きめに聞こえた。


「何の為に連絡先交換したんだよ、いちいち来てインターホン鳴らしているいないやる必要ないって事」


あー、確かに 。
と頭の中だけでそう言ったのかと思ったのだけれど、うっかり口から出ていたようで頭の上をガシガシと掻いたユンギが'そりゃそうでしょ'といつものボリュームで答えた。


「それで、何用?」


ドアに肩をつけて凭れているユンギの白い腕は今日は身体の前で腕組みされている。


「あ、そうだ。トッポッキ作ったんですけど、ユンギさん食べるかなーと思って」


「、トッポッキ?Aが作ったの?」


「意外ですか?ユンギさんの言う通りじゃないですけど、歌はあれでも料理は割と好きで得意なんですよ、私」


わざと"あれ"と濁したのはせめてもの抵抗だ。
得意げに振る舞う為に敢えてそういう表情を作って見せると、ユンギはやっとフッと一瞬息を漏らして笑って


「寝たいの我慢して仕事してて良かったわ」


'持って来て'と、期待通りの言葉をくれた。
私が鍋を持って再度ユンギの部屋のドアに行くまで、ずっと背中でドアを抑えて待っていたユンギのその姿に一瞬だけドキッとした。

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かむ(プロフ) - サマンサさん» 彼には平然と煽ってもらいたくてこうなりました😂 (3月27日 19時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
サマンサ(プロフ) - 煽り上手なユンギ痺れます...! (3月27日 17時) (レス) @page43 id: 950212af01 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - 苺あめさん» こちらこそ目を通して頂きありがとうございますㅜㅜ少しのんびり更新ですがにはなってますが是非最後までお付き合いいただけたら嬉しいです! (3月26日 12時) (レス) id: e587d3099d (このIDを非表示/違反報告)
苺あめ(プロフ) - かむさん、ユンギのお話をありがとうございます。ユンギと隣の彼女の関係が出会ってから急激に近くなって、でも元カノも出てきたりして、この先の展開が楽しみで仕方ありません。毎回、更新を楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (3月26日 10時) (レス) @page36 id: 3780d68ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - にゃんさん» わーありがとうございます🥹そしてユンギペンさま…ご期待に添えられるかわかりませんが、良ければ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです🥹 (3月21日 9時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かむ | 作成日時:2024年3月20日 20時

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