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「ユンギさん、私」


お腹いっぱいで気分も良い。
顔というより頭が熱い気がする事からして、酔ってるのだという認識はある。
でも自分がいまいち何を話してるのかは、よく分かっていない。

でもウイスキーをまた一口飲んだユンギが'何?'と話を聞いてくれるから良かれと思って話し続けたくなる。


「こないだユンギさんが言ってた通り、ファンになったと思うんですよね、ユンギさんの」


持ったままだった箸を器の上に置いたけれど、ユンギは口へ運ぶ途中だったトッポッキの箸が変な位置で止まった。


「最近ずーーーっとユンギさんの歌しか聞いてないし、あ、ユンギさんっていつもなんかこう平然としてるし淡々とって感じなのに、笑うと子供っぽくなるし」


「、話しがめちゃくちゃなの分かって話してる?」


「そうですか?でも分かりますよね?」


「…分かるけど」


'何となく'と言ったユンギがやっとトッポッキを口に入れた。
その後で私と同じ様に箸を置いた。
テーブルの上にだけど。


「髪の毛もキラキラしてるし、意外と優しいし、肌も白いし、あと手も綺麗ですし、さっきもドアの所でわざわざ私の事待っててくれて、ちょっとどきっとしましたよね流石に」


器の上に置いた何の変哲もない見慣れた銀色の細長い箸がユンギの髪と同じ色だなーなんて。


「なんかそうやって色々ユンギさんの事を考えてるから、 私ファンなんだなーと思って、そういう話です」


今現在、言いたい事を全部言えて満足。
だからテーブルの上に自分の腕を敷いてその上に頭を乗せて目を閉じる。


「良い声ですよね、ユンギさんって」


とろとろ、ふわふわ、心地良い。


「…いや、A、まさかとは思うけど」


ユンギの声も心地良い。
低めの落ち着いた声色。


「A、ここ家じゃないから、おい」


「、家ですよ、ここ、ユンギさんの家」


「分かってるなら帰ってから寝」


「30分寝たら帰ります、30分だけ…トッポッキ食べて」


'だから何を言ってんだよ'
ってユンギの呆れたような声が聞こえたけど、三十分と宣言したからもうそれ以降考えるのはやめた。

硬くて冷たいダイニングテーブルの上に突っ伏して寝たはずなのに、柔らかくて暖かい場所に感じた。

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かむ(プロフ) - サマンサさん» 彼には平然と煽ってもらいたくてこうなりました😂 (3月27日 19時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
サマンサ(プロフ) - 煽り上手なユンギ痺れます...! (3月27日 17時) (レス) @page43 id: 950212af01 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - 苺あめさん» こちらこそ目を通して頂きありがとうございますㅜㅜ少しのんびり更新ですがにはなってますが是非最後までお付き合いいただけたら嬉しいです! (3月26日 12時) (レス) id: e587d3099d (このIDを非表示/違反報告)
苺あめ(プロフ) - かむさん、ユンギのお話をありがとうございます。ユンギと隣の彼女の関係が出会ってから急激に近くなって、でも元カノも出てきたりして、この先の展開が楽しみで仕方ありません。毎回、更新を楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (3月26日 10時) (レス) @page36 id: 3780d68ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - にゃんさん» わーありがとうございます🥹そしてユンギペンさま…ご期待に添えられるかわかりませんが、良ければ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです🥹 (3月21日 9時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かむ | 作成日時:2024年3月20日 20時

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