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JK「お前がAだったら···じゃね?」
HY「え?」
JK「は···一生無理だな」
HY「··········」
鼻で笑ってやったのは最大の皮肉
このクソ女がAになれる日なんて一生来ねぇわ
何か言いたそうなクソ女を残して倉庫に戻った
喋ってやっただけでも有難く思え
ったく···あいつは俺の性格まで変えやがった
以前の俺なら完全無視一択だったし
ちゃんと言葉にして残した俺に少しばかり鳥肌が立ったのは俺の柄じゃなかったから
Aが聞いてるわけでもねぇのにまるであいつに聞かせるように言葉が出てきたんだから·····俺も結構限界なのか
JK「··········ハァ···無理」
ボソッと嘆いた声は暗闇に消えていく
··········俺さ···今すげぇお前に会いたいわ
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A side
「ふふ···」
JK『なに···今日はやたら機嫌いいじゃん』
ヤバい···ニヤけが止まらない
だって今日はゼミの最終日
明日やっとオッパに会えるんだからこれが笑わずにいれますか
電話越しのオッパの声も悪くは無いけど···むしろ好きだけど
やっぱり本物は別格だもんね
「明日はバスターミナルに13時頃着く予定です」
JK『わかった』
「オッパ···」
JK『なに』
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作者名:ぷ | 作成日時:2024年3月27日 12時