彼女はとても繊細です。【TH】

14・YOU ページ14

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｢あ、サトゥリ出た。

嬉しい。」






飄々と話すテヒョンさん






「怒るのもエネルギーが必要だよね。

あんなのにAのエネルギー使わなくていいよ。

でも…オレよりムカついて、怒ってくれたの、

…すごい嬉しい。

あ、Aまだお弁当残ってるじゃん。
食べて。｣


『ハイ…』



先に食べ終えてたテヒョンさんは私が食べているのをそれはそれは穏やかで優しい顔をして見ていた





恥ずかしすぎてちゃんと噛んでたのか記憶に、ナイけど








「今日はアレ、言ってくれないの？」


『アレ？』


「私のテヒョンさんに何してくれんねん、

ってやつ。」



ぶわわっっと一気に全身鳥肌状態



『は、恥ずかしいんでやめてください…』



「えー、言ってくれないの？」



『言いません。

忘れてください。』



「忘れないよ？嬉しかったから。

えー、言ってよー。｣



駄々こねる子供のように言う姿が可愛くて魅入ってしまう



『…ご本人様目の前にしてなんて…

とても言えません。』




心の中では言うたけど




「あ！そうだ。

さっき課長が言ってた
今度は経理かよ？だっけか？
言ってたけどオレ、色んな課の子と付き合ってるとかじゃないからね？｣



勿論存じ上げてる


色んな課の子から告白はめちゃくちゃされているがどの子にもここ一年程は応じてないってナヨンから聞いている



『…わかって、ます。

テヒョンさんは真面目な方です。
女の子とっかえひっかえなんて出来ないタイプだと思ってます。』



ぽかーんと私を見ているテヒョンさん



なんかおかしいこと言ったかな？




テヒョンさんの顔がみるみるうちに赤くなる




「あー、やめてよね？そー言うの…」





両手で顔を覆い、未だ引かない赤みを隠している



照れてる…のかな？









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