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時間が経つのはあっという間で30分も一緒になって
遊び込めば流石に疲れてきて、先に木陰で
休憩をしてたんだけど照はまだまだ遊んでいる。
レジャーシートに腰掛けて照の様子を
ポーッとしながら見ていれば程なくして照も
走りながらこっちへ戻ってきた。
｢おかえり、楽しかった？｣
照｢うん、いっぱいあそんじゃった｣
｢少し休憩したらまた遊ぼう。水分摂って
ほら照の好きなやつ食べる？｣
除菌シートを手渡せば自分でよく手を拭いて
ジェルまで擦込むのは普段からちゃんとやって
くれている証拠。大好きなお菓子も何個か
持ってきたから鞄から出せばニコニコが止まらない。
照｢わあ、いただきます！｣
目を輝かせて口に入れて目が細くなるくらい
味わって食べるのも照らしい。お菓子とは
別に軽食もつまめるようにとホットサンドを
出してみればそれもパクパクと食べてくれる。
照｢ピクニックたのしいね｣
｢ね、天気も良いしピクニックするのに
ぴったりだったな｣
ホットサンドを頬張ったからか口にケチャップが
付いていて。楽しい楽しいってはしゃぐ照を
見るのがやっぱり楽しくてそっと口元を
ティッシュで拭えば恥ずかしそうに笑う。
お腹も気持ちも満たされて最高、幸せだな
って思いながらごろりとレジャーシートに横になった。
:
照｢....ぱぱぁ、、｣
暖かさで少しウトウトなんてしていれば
狭間で聞こえた小さな声、目を少し擦りつつ
グッと伸びをしながら起き上がれば照が
俺の事を揺すっていたみたい。
｢どうした？もっと遊んでくる？｣
照｢おうち、かえりたいっ....｣
俯きながら言ってくるから少し驚いてしまう。
まだ遊びたかったとかはよくある事なんだけと
家に帰りたいっていうのはなかなか無くて、
折角来たし時間もたっぷりあって。
｢ええ、何で？アスレチックもっと
やろうよ。まだ時間あるし遊べるよ｣
照｢....でも....おなかが
へんなんだもん....｣
眉毛を下げて少し泣きそうな顔で教えて
くれたのは身体の不調だった。
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作者名：杰
| 作成日時：2024年3月30日 22時
