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｢熱は....無さそうだな、変なのはどこ？
気持ち悪かったりする？｣
お腹が変って教えてくれたからとりあえず額や
首筋に手を当ててみるけれど熱さは感じなくて。
力無くくたりと寄ってくるから一旦抱き寄せて
膝の上に乗せてやる。
照｢なんか、おなかいたい....｣
｢そっか....ちょっと触るよ？
痛いところあったら教えて｣
照｢....ぅ、んん....っ、｣
胃の辺りからそっと手を滑らせてみれば下腹に
手が来た時にゴロゴロと動く感じが伝わってきて
触れたからか照が小さく声を上げた。
｢ここ痛かったか。どんな風に
痛いとか分かる？｣
照｢....わか、ん....ない.......っ.......
....うん、ち....うんち、したい、、涙｣
｢ん、分かったよ。泣かない泣かない
トイレ行きたいね 頑張れ｣
多分だけど食べ過ぎかはたまた冷えたのか
少し下しちゃってるんだと思う。顔が
引きつったと思えばそっと身体を
くねらせるから急な便意が来たらしい。
少しのプライドなのか何とか靴を履いて
右手でお尻をグッと押さえて立ち上がる。
涙目になっているから早いところトイレに
連れて行った方が良さそうで さっき
遊んでいる最中に見つけたトイレまで
左手を引いて連れていけば、
照｢ぅ、やぁっ....涙！｣
入る前から分かる薄暗さと戸外ならではの
クモの巣や小さな虫、怖がりな照が1番
苦手としてる部類が揃ってしまっている。
照｢こわいっ、やだ....涙｣
｢大丈夫だよ、パパも一緒にトイレ
入ってあげるから｣
照｢でもっ、虫いる、やだやだっ...涙｣
本当に小さな虫も駄目だからかグッと
俺の腕を引っ張りながら頑なに入らまいと
必死、だけどトイレに入らない事には
どうにも出来なくて。
｢ずーっと目閉じてていいから、ね？
お腹痛いんでしょ？｣
照｢....やあだっ、涙｣
｢でも入らないと....｣
照｢いやだあ、、泣！｣
久々に小さな時のようなトイレ拒否。
ひぐひぐと肩を跳ねさせながら
泣いていてどうしようかと頭を抱えていれば、
照｢ん....っ....わぁぁぁん、泣｣
繋いだ手に力がグッと加わったかと
思えば苦しそうに顔が歪んで、大きな
破裂音と一緒に照が泣き出してしまった。
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作者名：杰
| 作成日時：2024年3月30日 22時
