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｢嫌なとこあったら言って？｣
カラリとペーパーを巻きとって穴の周辺と
勢いよく飛んでしまったであろうお尻の
汚れをそっと拭いてやる。外での食事だからと
除菌シートを多めに持ってきて良かった。
ペーパーである程度拭き取った後 ひんやりした
シートを掌で少し温めてからお尻に
あてがったんだけど冷たさからなのか
ひくりとお尻の穴が動き出して、
照｢んっ、ん....うんち....泣｣
｢大丈夫大丈夫。お尻拭いたから
出たくなっても仕方ないね。
ティッシュ冷たかったか｣
照｢......んん、ぅ....泣｣
低い音を立ててガスが抜けたと思えば
シート越しに感じる生温かい柔らかさ。
一旦便器の中にシートを落とせばその上に
また柔らかさと量を増したのが乗っていく。
何度目かの排便、ここまで来ると照ももう
パニック。何が何だか分からなくなるようで
しくしくと泣きながら俺を見上げてくるから、
｢お腹痛い時はトイレ間に合わなくても
しょうがないし、出ちゃったらお腹
全部すっきりしたらいいだけ。ね？｣
｢パンツもズボンも洗ったら綺麗になる
着替えもあるから大丈夫、だから泣かない｣
泣きじゃくる照の背中を優しく撫でながら
そう伝えればこくんと何とか頷いてくれて
グッと小さな身体に力が入る。
照｢....ひっ....ひっぐ....いたい....泣｣
｢お腹擦ろっか、良くなれ良くなれ｣
また痛みが出てきたのか唸ってしまうから
暗示をかけるようにお腹を擦ると屈んだ
俺の肩に手が置かれて。じとりと汗ばんでいて少し
暑いんだけれどかなり頑張っている証拠、
小さな息遣いで踏ん張れば間髪入れずに
ぼちゃりと大きな音がして、これまで
苦しそうだった照が息を整え始める。
｢お腹、すっきりした？｣
照｢はぁ、....ん、でたあ、、｣
｢よし じゃあもう1回お尻綺麗にするよ｣
今度こそと思ってお尻を綺麗に
拭き取ってあげればむず痒そうな顔は
するもののすっきり出来たようで
俺も少し安心して息をついた。
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作者名：杰
| 作成日時：2024年3月30日 22時
