宅配便のお兄さん【JM】

男 ページ16

yourside------





仕事を終えてアパートに帰ると、アパートのエントランスに一人の男の人。





昨日も見たよねこの人。

住人ではなさそう？




ちらりと見ると、目を逸らして去っていった。








ポストには不在票。


月に一度、ネット限定のコスメセットが届くのだ。


配達担当パクって書いてある。来てくれたんだ。
留守で申し訳なかったな。



再配達の依頼しとこうかな。










そう思っていたら、玄関で音がなった。




モニターで見てみると、さっき入り口にいた男の人。








誰？知らないよこの人。

でも、何か用事かもしれないし、鍵はかけてるし。

見た目的には普通のサラリーマンみたいだし、

とりあえず応対する？






モニターの応対ボタンを押した。



「、、はい？」




男「すみません、ちょっとお聞きしたいことがあって、、」



「何でしょうか」



男「ちょっと出てきていただけますか」



「すみません今取り込んでるので」






何。


なにかのセールス？






応対ボタンを切って、モニターで再び確認する。




え





うちの前に座ってるんだけどこの人。


なんで？！





こわい。






何なんだろう。いつまで座ってるんだろう。








数分モニターで確認したけど、動く気配はない。








警察？いや、何かされたわけではないし、大事になるかな。



知らないフリして明日まで待つ？いや、明日こわくて出られないよ。








ふと手元にあった不在票の電話番号が目に入った。




迷惑かな。




でも、、、パクさん、お願い。来てください。

結果→←電話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す