宅配便のお兄さん【JM】

あざとい ページ30

HS「おはよ〜♪ さて、聞かせてもらおっか？」




「朝からにやにやしないでくださいよ」




HS「だってわくわくするじゃん。ていうか、俺がお酒買いに行ってたときにもう、何かある雰囲気だったけど」




「いろいろお気遣いありがとうございまして」




HS「何うまくいったの？」




「おかげさまで、、、」





HS「キャ〜〜!」




「しずかにしてくださいよ。他の人来ますよ」




HS「もしかして、あのままあの日もお泊まり？」




「、、、、、」





HS「キャ〜〜!！」




「セクハラですよこれ」




HS「誰のおかげかな」




「それは確かに、、、」





他の人も出勤してきたので、

HS「また今度聞かせてね。おめでとう」

ってニコニコして去っていった。






根掘り葉掘り聞かれそうだけど、協力してくれたのは感謝。









スマホには彼氏になったジミンくんからのメール


JM「おはよ。今日も仕事がんばるね。愛してる」












HS「Aちゃん 仕事中にニヤニヤしないでね」





遠くからホソクさんに言われてみんなにも笑われてしまった。




恥ずかしいけど、ニヤけちゃうよこんなの。





ジミンくんは、なんていうか、愛情表現が豊かというか、
言葉や仕草でドキドキさせるのが上手い気がする。




絶対にドキドキするのわかってやってるよね。




男だけど、あざといっていうの、あーいうの。




私よりも可愛いし。



でも急に男出してくるし。





彼氏になって魅力がさらに増し増しで、わたしは毎日ドキドキさせられっぱなし。













JM「こんにちは」




午後になり、ジミンくんはいつものように配達に来た。



　
「おつかれさま」



仕事モードの笑顔で対応する。
何でもない顔するので必死なんだけど。



HS「ジミン！おつかれさま。こないだはありがとうね。またのもうね」






ホソクさんもやって来た。






JM「こちらこそありがとうございました。」



HS「今度男二人でもどう？」




「いいですね。いろいろ話しましょ」








何話す気なのこの人たち。







JM「それじゃ、ありがとうございました」



HS「おつかれさま」



JM「A またね」



HS「お？」



これまでとは違う呼び捨てに
ホソクさんの目と口が丸くなってるって。
職場の人にも見られてる。





「、、、うん、また、ね」




HS「や〜こっちが照れちゃうね〜いいねぇ〜♡」




絶対にそれもわざと呼んだでしょ。

終→←朝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す