キム社長と秘書３

最高の ページ44

『私は社長が好きですよ。この先の未来もきっと』



NJ「でも、確約できるものじゃない」




『そりゃあそうですけど』




NJ「仕事と違って、人の心は読めない。

　なにが起こるかわからないし、移り変わるものだ」





『そうですね。それはわかりませんよね。

　すごくその時は好きでも、お別れすることもあるし、

　何年も経てば気持ちは変わりますしね』





NJ「そうだ。だから、縛り付けることもできない

　俺は配慮が足りないし、呆れられるかもしれない。」






『でも、今日好きです。明日もきっと、好きです』





まっすぐに見つめるこの瞳が

本当にきれいで、惹きつけられる。





『ずっと永遠に、なんて先のことはわかりません。

　でも、今日大好きで、明日も明後日も好きだと思います

　出会ってからいろんな気持ちになったけど、

　ずっと好きが続いてます』




NJ「それは、俺もだよ」




『だから、その１日を重ねていくしかないのかなって

　社長との１日を毎日大事にしたいんです。

　そしたら、気付けば何ヶ月、何年って

　一緒にいられるのかなってそう、思います』






なんだか

霧が晴れたような気がした。





NJ「そうか、焦らずに、か。まずは今を大事にだな」



『はい』




NJ「好きだ」




『フフフ私もです』




NJ「配慮も足りない できないことの多い人間だが

　 Aさんを守りたいと思ってる」


　
『‥幸せ者ですね私』




NJ「だから、そばにいてくれ」





『もちろんです。そばにいます。』




NJ「ずっと いてもらえるように、努力する」




『フフフ 社長はそのままで変わらないでください』




NJ「愛想を尽かされないか」




『尽かしませんよ。

　不器用で優しいところが好きになったんですから

　そんな社長だから、支えてきたんです』




NJ「最高の秘書だな」




『最高の褒め言葉です』

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